ゲームのRTPとは?
オンラインカジノではRTPという言葉がたまに出てきて一体何だろうと思われている方も多いかもしれませんね。
RTPとはペイアウト率のことで、長期的にプレイしたと仮定し100ドル分プレイしてプレイヤーに96ドル還元された場合RTP率96%となります。
RTPにはカジノ全体のRTP率、カジノゲームのRTP率とがあります。
カジノ全体のRTPは高いところで約97%で、カジノゲームではブラックジャックは平均98%、ビデオスロットは平均96%となっています。
カジノ全体のRTPは取り扱っている全てのゲームのRTP率の平均値となりますので多少は変動しますが、毎月ライセンス発行局から監査を受けるため大幅なRTPの変動はないようになっています。
と、ずっと思っていましたが、実は一部のプロバイダのゲームは、カジノ側でRTP率の変更が可能で、同じゲームでもプレイするカジノによりRTPが異なるということがわかりました。
大抵の方は複数のオンラインカジノに登録していて、おそらく好きなゲームは他のカジノでもプレイすると思うんです。
それがカジノによりRTPが違っていたらどう思いますか?
ゲームのRTPが低いとどうなる?
オンラインカジノのビデオスロットの平均ペイアウト率は96%です。
これは100ドル使うとプレイヤーに96ドルが支払われ、4ドルがカジノ側の収益となるRTP率です。
このRTP率が高いほどプレイヤーへの還元が多くなり、運営側の取り分が少なくなります。
ですが、RTPが96%より低くなった場合、例えば92%のゲームをプレイすると、プレイヤーに92ドルしか支払われずカジノが8ドル収益をあげます。
つまり4%低いことでカジノに2倍の収益をもたらすということになります。
100ドルの計算ならたった8ドルの収益ですが、実際オンラインカジノで使われるお金は想像できないほど大きなお金でしょうから、RTPのたとえ1%でも低くなればカジノ側にとっては大変な収益となります。
各ゲームのRTP率は短期的なものではありませんので、偶然その月だけRTP率が下がってしまうことはあるかもしれません。
ですが、先ほども言いましたように、カジノによってはいくつかのゲームのRTP率をカジノ側で低くしているところがあるのです。
RTP率が下がったゲームをプレイするとコイン持ちが悪くなり、プレイヤーは短時間で資金を失ってしまいます。
また、ボーナスゲームなどでも払い出しは少なくなり、そのゲームの最大払い出し賞金は絶対に得ることはできません。
これを知ったときはかなりショックでした。
どこのカジノでも、同じゲームなら同じRTP率が適用されていると信じていましたから。
いくつかのプロバイダは1つのゲームを複数のRTP率で提供していて、RTP率をカジノ側で選択し決めることができるのですが、その代表的なプロバイダがPlay’n Go社です。
ムーンプリンセスはカジノの打ち出の小槌
Play’n Goのゲームと言えば、日本では人気ゲームが多く、代表的なものが「moon princess-ムーンプリンセス」「Book of Dead-死者の書」「Reactoonz-リアクトーンズ」「Toom of Madness-トゥ-ムオブマッドネス」「Golden Ticket-ゴールデンチケット」などがありますが、これらのゲームの全てがカジノ側でRTP変更可能なゲームとなっています。
現在のところPlay’n Goの278ゲームのうち203ゲームがRTP変更可能ゲームで、人気ゲーム「スイートボナンザ」を提供するpragmaticplay社も298ゲーム中120ゲーム、デイリージャックポットでお馴染みのRED TIGER社の204ゲーム中176ゲームがRTP変更可能となっています。
最近は上記以外のプロバイダでもRTP変更可能なゲームを提供するところが徐々に増えているようで、プレイヤーにとっては嬉しくない傾向になっています。
では一つのゲームでどれくらいRTPの差があるかと言いますと、大人気ゲーム「ムーンプリンセス」では、84.5%、87.50%、91.49%、94.51%、96.50%のRTPで提供されていて、一番低いRTPと一番高いRTPでは12%もの差があります。
これだけ違うといつも同じゲームをプレイしていれば、なんか変だと思うはずです。
私がRTPがおかしいなと思ったのはこの「ムーンプリンセス」をプレイしている時でした。
好きなゲームなので新規登録したところでもプレイするのですが、そこではいつプレイしてもコインはすぐなくなるし、フリースピンボーナスに入っても本当にショぼいペイアウトしかありませんでした。
「ムーンプリンセス」はボラティリティが10段階中10という超高ボラティリティスロットなので、中々当たりにくい反面フリースピンボーナスなどで大爆発する可能性のある機種なんです。
もちろんボーナスであまり出ないこともよくありますが、それを何度か繰り返すと大抵大きなペイアウトがあるはずなんです。(私の経験上)
それがどれだけハマってもハマってもショぼい払い出ししかなかったらおかしいと思いますよね。
それで色々調べた結果、一部のプロバイダのゲームはカジノによってRTPが変更できることを知ったのです。
「ムーンプリンセス」は日本人に人気ゲームですから、RTPを下げることによって、カジノ側は大儲けできます。
RTPが下げれるのでしたら、下げますよね。
ライセンスにより制限と開示がある
RTPは、マルタ共和国のライセンス-MGAを持つカジノであれば、ゲームごとに開示する必要があり、また92%以下に下げてはいけない規定があります。
ですので、MGAライセンスを持つカジノではムーンプリンセスでしたら84.5%、87.50%、91.49%のRTPは適用されないということです。
それでも、調査したMGAライセンスのカジノのムーンプリンセスは92%を下回ることはできなくても94.51%とできる限りRTPを下げていました。
MGAライセンス以外のCuraçao (キュラソー)などのライセンスを持つカジノでは、下限制限はなく、どのRTPでも設定可能な上、RTP開示する必要はありませんので、どれだけ酷い設定をしたとしてもプレイヤーにはわかりません。
RTP84.5%となると、ぼったくりと言われるくらい酷いと思いますが、MGA以外のカジノではそれが可能なんです。
Play’n GoやPragmaticplay、RED TIGERなどのRTP変更可能なゲームが安心してプレイできるのは透明性のあるMGAライセンスを持つカジノですが、日本対応カジノでこれらのプロバイダでRTP96%以上を設定しているところは今のところ見つかりません。
あればいいのですが・・・。
見つけましたらまたご紹介しますね。
調査した上記プロバイダの人気ゲームのRTP範囲と、各カジノでのRTP率、また最も高いRTP率を持つゲームも調べていますので、次回ご紹介します。
また併せてゲームのRTP率の確認方法もお伝えします。
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